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Société des Amis de Marcel Proust — 出版物

マドレーヌ・ルメールの素描とフェネオンの書簡 — 2020年5月

2020

Société des Amis de Marcel Proust et des Amis de Combrayは、Musée Marcel Proust – Maison de Tante Léonieの収蔵品に新たに加わった二点の資料を紹介します。一点目は、マドレーヌ・ルメール(Madeleine Lemaire)によるマロニエの枝を描いたオリジナルのインク素描(19.5×15.5cm)で、Les Plaisirs et les Jours(Calmann-Lévy社、1896年)の初版のために直接制作された挿絵です。二点目は、フェリックス・フェネオン(Félix Fénéon)が1932年10月6日にポール・シニャック(Paul Signac)に宛てて書いた自筆書簡で、シャルロット・ヘルマン(Charlotte Hellman)夫人より協会へ寛大にも寄贈されたものです。

一方は、長らく過小評価されてきた版の成立過程を裏付ける資料であり、もう一方は、1930年代の芸術界におけるプルースト受容についての、これまで知られていなかった貴重な証言をもたらすものです。この二つの資料は合わせて、Les Plaisirs et les Jours の挿絵画家という存在が、その刊行時から作家の死後数十年にわたるまで、マルセル・プルーストの芸術的趣味をめぐる議論の中心にあり続けたことを物語っています。

概要

協会が購入したペン画は、Les Plaisirs et les Jours に収められ、プルースト自身によって「 Réveillon, octobre 1895 」と記された「マロニエの木々(Les marronniers)」という文章の挿絵です。ブリストル紙にインクで描かれたこの作品(19.5×15.5cm)は、マドレーヌ・ルメールの確かな線描力を示しており、それはCalmann-Lévy社版のために用いられた写真製版による複製にとって欠かせない資質でした。ミュージアムの収蔵品にはすでにこの画家による水彩画二点がありましたが、このペン画によって、長らく同時代人たちの誇張された称賛や、時に手厳しい批評的な受容によって覆い隠されてきた、彼女の挿絵画家としての資質を改めて見直すことができます。

1932年10月6日付のフェリックス・フェネオンからポール・シニャックへの書簡は、その数日前にシニャックが始めた書簡のやり取りの一部です。À la recherche du temps perdu の登場人物エルスティールに帰せられる絵画の描写に衝撃を受けたシニャックは、プルーストの趣味は「甘ったるい(cucul)」と結論づけていました。フェネオンは返信の中で、プルーストがマドレーヌ・ルメールに寄せていた社交上の愛着と、ドガ(Degas)、ホイッスラー(Whistler)、モネ(Monet)、ルノワール(Renoir)、マネ(Manet)といった彼の真の絵画的参照点とを、慎重に切り分けています。その一方で「彼女への愛着は、社交上の妥協にすぎなかった」ことも認めています。この書簡は、Recherche の視覚的な典拠をめぐる資料を大きく豊かにするものです。

執筆者と寄稿者

École du Louvre出身の美術史家(版画専攻)であり、Société des Amis de Marcel Proust et des Amis de Combrayの会員でもあるアンヌ・アンベール(Anne Imbert)が、本冊子で紹介する二つの新収蔵品についての論考を執筆しています。

目次

  • Les Plaisirs et les Jours の挿絵画家マドレーヌ・ルメール
  • マドレーヌ・ルメールをめぐって — ポール・シニャックへのフェリックス・フェネオンの返信

書誌情報

  • 判型:ソフトカバー
  • 価格:4 €
  • 発行:Société des Amis de Marcel Proust et des Amis de Combray